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2010年6月18日 (金)

「アウトレイジ」北野武監督

3年前の出来事。

当時、僕は複合施設の営業、広報の仕事に従事。

施設はアメリカのオールドカーの展示と実際の青函連絡船を使った記念館が湾岸に併設。

そのロケーションも手伝い、しばしばTVのロケにも。

ある日、TV朝日系の制作会社から施設を使っての撮影依頼が。

なんでも、TV朝日の開局50周年記念のドラマのロケに使いたいとのこと。

ドラマは松本 清張の「点と線」。

そして、出演者を担当Dに訪ねたところ、「これは本当はまだ秘密です。」と前置きをしながらも、「北野武です。」と。

20070726_050 (点と線の石橋監督と私)

そのコトバを聞き、何故か全身のチカラがスーっと抜けた感じに。

僕にとってのたけしはビートたけし<北野武。

もちろん芸人としてもひょうきん族のたけちゃんマンからオールナイトニッポンまで、さんざん笑わされていただいてきました。

それでもやはり北野武>ビートたけしなんです。

北野作品の暴力シーンを見ていると、「キタノブルー」ならぬ「キタノバイオレンス」とでも表現したくなるようなリアル感。人間には食欲、性欲、睡眠欲とともに暴力欲があるんじゃないかと感じます。

さて、「アウトレイジ」

音楽担当は鈴木慶一。そして思い切りハマりそうな寺島進が不在。

命の点取りゲームのよう。銃撃戦は、「男たちの挽歌」的なガンマニア垂涎というノリではなく一発(か二発)でズドン。

それにしてもキャストが絶妙。

ダメさが憎めない組長 石橋蓮児。何故か日サロ焼けした大逆転 三浦友一。クールさが冷徹感を醸し出す加瀬亮は「それでもボク..... 」の時よりもハマっているのでは!?

それにしても役者としても出演のたけし演じる大友組長。あの刹那感、トラジコミカル感、北野作品なんだと再確認。

個人的に一番良かったのは椎名 桔平。あの落ち着きと垣間見える脆さ。

「不夜城」を思い出しました。そして椎名 桔平、メチャカッコよかった。

寺島進、出てなくて良かったのカナ。リアルすぎるんじゃないかな。

暴力団抗争で主役級がどんどん殺されてゆきますが、泥くささよりは、何故か喜劇的でも。

「監督・ばんざい」でのプロレスラー蝶野と天山がラーメン店で一般人を脅したシーンにお通じるような。

そして、この作品、衣装協力にヨウジ・ヤマモトの名が。

耀司の才能は営業的にはムズカシクても健在でした。

とにかく満足度が高い映画だと思います。

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